「意志が弱い」からではない。400万の借金を生んだ「ギャンブル依存症」という脳のバグと向き合う

1. はじめに:平穏な日常の裏に隠れていた「闇」
私は現在30代の会社員で、妻と二人で暮らしています。 2年前に念願のマイホームを購入し、現在は不妊治療という、夫婦にとって最も大切で、かつ経済的にも大きな負担がかかる時期にいます。
そんな中、私は情けなくも400万円もの借金を作ってしまい、去年の9月に妻にすべてを打ち明けました。前回の記事で書いた通り、現在は妻の支えのおかげで完済への一歩を踏み出していますが、振り返らなければならないことがあります。(妻に立て替えてもらっている金額は妻に返済中です)
それは、「なぜ、途中で止めることができず、これほどの額まで膨らませてしまったのか?」ということです。
その答えを探す中で行き着いたのが、「ギャンブル依存症」という脳のバグでした。
2. あなたは大丈夫?「20の質問」で知る依存症の真実
ギャンブル依存症は、日本では「20人に1人」が該当すると言われるほど身近なものです。 今回、私が自分自身を見つめ直すために行った**「ギャンブラーズ・アノニマス(GA)」**のチェックテストをご紹介します。
嘘のない心で、皆さんもチェックしてみてください。
【ギャンブル依存症・20の質問】
- 仕事や学業がおろかになったか?
- 家庭が不幸になったか?
- 評判が悪くなることがあったか?
- ギャンブルをした後に自責の念(自分を責める気持ち)を感じたか?
- 借金の返済や困窮したとき、何とかしようとギャンブルをしたか?
- 意欲や能率が落ちたか?
- 負けた後、すぐに取り戻さなければと思ったか?
- 勝った後、もっと勝ちたいという強い欲求を感じたか?
- 一文無しになるまで続けたか?
- ギャンブルの資金を作るために借金をしたか?
- 資金を作るために自分や家族のものを売ったか?
- 生活費に手をつけるのをためらわなくなったか?
- 家族の幸せを顧みなくなったか?
- 予定より長く続けてしまったか?
- 悩みやトラブルから逃げるためにギャンブルをしたか?
- 資金のために法に触れる行為を考えたか?
- ギャンブルのために不眠になったか?
- 欲求不満からギャンブルをしたい衝動に駆られたか?
- 良いことがあるとお祝いでギャンブルしたくなったか?
- ギャンブルが原因で自殺したいと考えたか?
一般的に**「7個以上」**当てはまると依存症の傾向が強いとされていますが、私は13個も当てはまりました。
3. なぜ「意志の力」だけでは止められないのか
世間ではよく「だらしない」「意志が弱い」と言われます。しかし、専門的な見解では、ギャンブル依存症は**「脳の報酬系」の機能異常**、つまり脳の病気として認識されています。


- ドーパミンの過剰放出: ギャンブルの刺激で大量のドーパミンが出ると、脳が麻痺し、普通の幸せ(食事や睡眠)では満足できなくなります。
- 脳のバグ: 「負けても次は勝てる」という根拠のない自信が、本人の意志とは関係なく脳内で繰り返されてしまうのです。
私も、不妊治療を頑張る妻の顔を見ながら、一方でATMに向かう足を止められませんでした。それは意志が弱かったからだけではなく、脳が正常な判断を下せない「異常事態」だったのだと、今は理解しています。
4. 私が再起のために取り組んでいる「3つの対策」
ただ「病気だから仕方ない」で終わらせるわけにはいきません。私が現在進行形で取り組んでいる、具体的で現実的な対策がこちらです。
- 金銭管理を完全に妻へ委ねる 「自分でお金を持たない」ことが最大の防御です。必要な分だけを計算し、余剰金をすべて返済に回す環境を強制的に作りました。
- 他者の失敗(離婚・破滅)を擬似体験する YouTubeなどで「ギャンブルが原因で家庭が崩壊した話」を積極的に観ています。自分の未来を客観視し、二度と同じ過ちを犯さないための「抑止力」にしています。
- 「稼げる趣味」へのエネルギー変換 今は、このブログやYouTubeで発信することが私の救いです。ギャンブルではなく、「発信して誰かの役に立つこと」で承認欲求を満たすよう、脳を書き換えています。
5. 最後に:一人で悩まないでください
ギャンブル依存症は、誰でも陥る可能性がある病気です。 自分を責め続けても借金は減りません。まずは自分の状態を認め、適切な対策をとることが再起への第一歩です。
私もまだ、400万円という大きな壁に立ち向かっている最中です。 もしあなたが今、暗闇の中にいるのなら、一緒に一歩ずつ進んでいきましょう。
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